お尻の皮膚がない…!
2024年12月29日の朝、石巻市泉町の道端でうずくまる仔猫を市民の方が保護。お尻の皮膚と筋肉が溶けたようなひどい状態で発見されました。
すぐさま病院に駆け込みましたが、原因は不明。野生動物に襲われたか、先天性のものなのか、いずれにせよ治療は困難と言われ、2軒の病院で断られました。
「せめて暖かい家の中で看取ってあげよう」。保護主さんは仔猫を連れ帰り、年末年始の休日を仔猫のために費やしました。すると仔猫は重症ながらも食欲旺盛。生来の生命力を発揮して、元気になってきたのです。保護主さんはあきらめきれず、年始に3軒目の病院へ。そこでようやくお尻の皮膚再生と飛び出た腸の固定手術等を受けられることになりました。しかしその費用は30万円です。
皮膚再生手術は成功。しかし…
この入院中に仔猫は病院のアイドルとなりスタッフの皆さんから「ユキちゃん」と呼ばれ可愛いがられていました。男の子ですが、雪のように白く、また雪が降る時期に保護されたからかもしれません。
ユキちゃんは大手術を受け、1月末に退院。これまでに頂いた皆様からのご寄付で、初回の手術費用はおおかた捻出することできました!しかし、退院から数日後、今度は自力でオシッコが出せなくなり…。また病院に駆け込むと、尿道が癒着してしまったとのこと。お尻の皮膚が再生してくると共に他の皮膚や筋肉が引っ張られ、オシッコの通る穴がふさがってしまったというのです。
医療費総額、約75万円
一人では負担できない
簡易処置として膀胱にバルーンカテーテルをつなぎ、オシッコを出しているユキちゃん。その後も成長期のため、お腹の中で固定した腸が伸び、お尻から飛び出してくるなどの症状で入退院を繰り返しています。小さな体で開腹手術や苦しい処置を何度も乗り越えるユキちゃん。しかし、これ以上の治療は個人病院では難しく、次は大きな病院で尿道確保のための難しい手術を受けるしか道がないと診断されました。
4月30日には別の病院でセカンドオピニオンをとり、宮城県内の同病院で手術可能と診断されました。本人の尿道をつなぐことができればベストですが、無理ならお腹にボタン型のカテーテルを装着し、保護主さんが一生、手動でおしっこを出すという生活になるそうです。手術費用の見積もりは45万円でした。(※ただし、実際の請求額は38万円でした)
5月20日 大手術を受けました
セカンドオピニオンをとった宮城県内の病院で2度目の大きな手術を手術を受けることができました!今回の焦点は尿道の確保。無理ならお腹にカテーテルを装着、毎日保護主さんが手でおしっこを出してあげなければいけない生活になるところでしたが、なんとか自前の尿道を繋ぐことができたとのことで一同、ホッとしています。ただし、前回の大きな手術も成功と思われましたが、その後予期せぬ尿道の癒着が発覚、より大きな手術が必要になったという経緯がある為、まだまだ油断できないという気持ちです。本当に今回が最後の手術となりますように…。
会計報告
【2025年6月7日現在】
これまでの医療費 76万8413円
集まったご寄付 51万7364円
不足
25万1049円
ご寄付お振込み先
※お振込みいただいた方はメールを送ってください。
[email protected]
ゆうちょ銀行
【記号】18100 【番号】11709481
【店名】八一八
【店番】818
【預金種目】普通預金
【口座番号】1170948
コンノ●●●宛